為替って?
為替をグーグルで検索すると
現金を送る代わりに、手形・小切手・証書などで金銭の受け渡しを済ませる方法。また、その手形などの総称。
とあります。
ですが今の時代「為替」というと異なる通貨の取引を行う「外国為替」を指します。
また交換比率は「為替レート」というもので決まります。
為替レートは日々変化していますが、この変動により「円高」とか「円安」っていう言葉が出てきます。
円高と円安
円高とは簡単に言うと円の人気が上がり買う人がたくさんいる状態です。
1ドル100円が1ドル90円になるのが円高です。
円高はどういったことで起きるのでしょうか。
大きなものとしては日本の株がお買い得であったり、銀行金利が上がった時です。
つまり日本円をたくさん手に入れて、日本の株を買ったり、銀行にお金を預けたりしたい人が増えるとたくさん円と交換されるのです。
それでは円高になると我々の生活にどういう影響があるのでしょうか。
円高になると海外のものがより安く買えます。
例えば1ドル100円の時にiphone11Pro(1099ドル)を買うと日本円で109900円です。ですが1ドル90円になれば98910円になります。10000円以上も安くなるのです。
逆に言えばアップル社は日本にiphoneをとても売りやすくなります。
海外からものを輸入して我々に売る起業は儲けが大きくなりますね。
ですが逆に言えば日本のものが海外で売れにくくなります。トヨタなど車を日本で作って海外で売る場合、円高が少し進むだけで利益はかなり減ってしまいます。
なので円高で得する人と、損する人がいるということです。
円高の逆が円安です。
日本の株が割高だったり、日本の銀行の金利が下がると円を売ってドルやユーロなどを買う人が増えます。
1ドル100円が1ドル110円になると円安です。
iPhoneの値段(1099ドル)は109900円→120890円に値上がってしまいますが日本製品は海外に安く売ることができます。
有事の円買い
有事の円買いという言葉があります。
今回のコロナショックのように世界全体が危険と考えられると値段が安定している通貨に資金が流れます。
つまり円高になるということは円の安定性が評価されているということにもなります。
お金には安定感が大事で、発展途上国などの通貨は急にインフレ(お金の価値が下がること)が起きたりして、急激に円安が進むことがあります。
ハイパーインフレの例としてはジンバブエドルが有名ですね。
ジンバブエでは国の赤字が進み、借金返済のために銀行で紙幣を死ぬほど印刷しました。その結果5000億%のインフレが起き、最終的には100兆ジンバブエドル札まで発行されました。
ちなみに最高で300兆ジンバブエドルで1円の価値になり、100兆ジンバブエドルの札束ではパン1個も買えなくなってしまいました。
つまり財政赤字などお金が安定していない国の通貨を持っているとここまであからさまでないとしても価値が下がってしまう可能性が高いためこういった世界が不景気になる状態では弱い通貨(円、ドル、ユーロ以外の通貨)は値下がりする傾向にあります。
逆に円、ドル、ユーロなど安定している通貨に人気が集まる傾向があります。
円は今までこういった不況の際に良く買われ、有事の円買いと言われているのです。
ですが、株価の暴落などで日本経済に不信感が出れば円安方向に向かうかもしれません。
FX
FXという投資(実質投機)をしっていますでしょうか。
よくCMでも耳にすると思います。
FXは簡単に言うと為替で利益を上げる投資方法です。
詳細は別の記事にします。
ただ
この記事内にもFXは入っていますが、円高が進むか円安が進むかはプロでも読むことはできないので素人が手を出すべきではないと思います。株の短期売買でも同じですね。
「FX 損」で検索すればこのコロナショックによる為替の変動で大損害を出した人などがツイートしていたりするかもしれません。逆に大儲けできた人もいると思います。
まとめ
円高は通貨の安定性の評価でもある。
円高、円安にはメリット、デメリットどちらも存在する。
円高は1ドル100円が1ドル90円になること=輸出が有利
円安は1ドル100円が1ドル110円になること=輸入が有利
iphoneが欲しければ円高の時に!
コメント
[…] インフレとはこちらで以前説明しました。 […]