年金については以前に
こちらでまとめています。
この記事では付加年金について詳しく書いていきます。
先ほどの年金のまとめ記事にも書いてあることですが付加年金という隠れた超絶高利回りの年金制度があります。
地味で国もあまり宣伝していないため見逃されがちなこの付加年金ですが、加入できる方は全員入って損が無いくらい優れた制度と言えます。
付加年金の利回り
付加年金は月400円の掛け金を追加で払うことによって年金受給額が
掛け金を払った月数×200円
増えるというものです。
具体的には40年付加年金を支払い続けた場合
掛け金は400×40年×12か月=192000円
になります。
そして65歳になった際に増える受取額の増加分は
200×40年×12か月=96000円(1年あたり)
となります。
より簡単に言えば2年、つまり67歳まで年金をもらい続ければ掛け金より多く受け取ることができます。
利回りはもちろん何歳まで生きれたかによりますが例として80歳まで生きた場合を考えてみましょう。
40年かけ続けたとして掛け金は192000円とします。
そしてもらえる合計額は
96000円×15年(80歳-65歳)=1440000円
利回りを計算するには増加した金額と経過した年数が必要です。
付加年金に加入することで19.2万円が144万円になりました。また、受け取りきるまでかかる時間は60年(20~80歳)かかりました。
つまり144÷19.2=7.5倍なので資産は60年で650%増えたことになります。
年平均リターンは650÷60=10.83%と計算されます。
いかがでしょうか。
ほぼノーリスクで株式同等の年平均リターンを叩き出せます。
実際は20歳時に全額掛け金を振り込んでいないですし、80歳時に全額受け取るわけではないので実質利回りはこの単純計算よりずっと良いです。
しかも80歳より長生きすればさらに利回りは上昇します。
しかも年金保険料は控除の対象なのでさらに実質利回りは高いです。
デメリットは?
正直デメリットらしいデメリットはありません。
この付加年金はいつでも開始できますし、いつでも中止できます。
強いて注意点を挙げるとするなら
- 第一号被保険者しか加入できない
- 国民年金基金に加入している場合は加入できない
- 受け取る保険料は定額のためインフレは考慮できていない
などが挙げられます。
今はiDeCoがあるので国民年金基金に加入する人は減っていると思いますが、以前は第一号被保険者≒自営業の方は国民年金基金に加入している場合が多いと思うのであまり対象となる人の少ない年金制度だったと思います。
加入方法
ここで説明するより公式HPを確認した方が早いです。
とても簡単です。年金事務所に行って付加年金の申し込みをしたいと言うだけです。
まとめ
インデックス投資で資産形成も大事ですが、付加年金という制度も老後の資産形成に役立ちます。
月400円と微々たる掛け金しか掛けられませんが、確実な資産形成方法として必ず検討して見て下さい。
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