保険と名がつくがほぼ定期預金のようなもの!
どうしても貯金ができないなら考えても良いけど・・
学資保険とは?
学資保険にはいろいろな特約もありますが、基本的には子供の教育費のためにあります。
あらかじめ積み立て金額を設定し、決められた期間(10年など)払い続けることで子どもが一定の年齢になった場合に配当金をもらえます。
基本的に払った金額より帰ってくる金額の方が大きいです。
本当に得しかなければ保険会社が潰れてしまいます。
保険会社はみなさんから集めたお金を運用し、利益を得て、一部をみなさんに返すのです。
学資保険のデメリット
以前にもいいましたがお金は流動性がかなり重要です。
もし学資保険に入ってしまうと途中解約することはできません。(した場合は払った額より低い額しか返ってこない)
月数万円を10年以上経過しないとお金が自由に使えないものに投資するのは正直かなり危険です。
人生なにが起こるかわかりません。このいつでも使えないお金というのはかなりのデメリットになります。
iDeCoもかなりの節税効果があり、お得な制度ですが60歳になるまで引き落とせないというのが最大のデメリットになるのはこういう理由です。
そしてもう一つ大きなデメリットがあります。
それは利回りが低すぎることです。
学資保険で検索するとトップに出てくるソ〇ー損保の学資保険シミュレーションを見てみましょう。
https://www.sonylife.co.jp/gakushi-plan/simulation/simulatePlanから引用
このシミュレーションは子供が1歳から10歳の9年間月16618円の払い込みを行って合計182万円返ってくるというものです。返ってくる額は払った額+1.4%です。
これはいったいどのくらいの利回りなのでしょうか。
ここでは計算を簡単にするために子供が11歳つまり9年の積み立てで1.4%増えると仮定しましょう。
実際は11歳では21万しかもらえず、14、17、20歳まで待たないと全てのお金が自由に使えるようにならないのでずっと利回りは下がります。
ではいつもの楽天証券のサイトで計算してみよう。
楽天証券HPより
9年で+1.4%の利益を出すためには年0.3%の利回りが必要です。
もちろんもっと返金率が高いパターンはありますが、インデックス型投信積立の利回り5~7%と比べるとほぼ定期預金のようなものです。
利回りはほぼなしつまり投資としてはほぼ無意味と言ってもいいでしょう。
学資保険のメリット
では学資保険は入るべきではないのでしょうか。
メリットももちろんあります。
確実に貯めることができる
これは自分で貯金できない方にとってはメリットです。
ですが先ほども言った通り自分で貯金・運用できる人はデメリットになります。
保護者が万が一の時に保険料の払込は免除され、保障内容はそのまま継続されるというメリットもあります。
つまり保護者が万が一亡くなってしまってもお金が振り込まれるわけなのですが、それなら生命保険で良いです。
結局どんな人に必要なのか?
はっきり言います。自分でお金の管理ができない人向けの保険と言えます。
自分でお金の管理ができるなら不要です。
何度も言いますが保険のプロは保険を売るプロですよ!
セールストークに気を付けて!
まとめ
貯蓄としての役割があるが自由度(流動性)が低く、いろいろ制限がかかってしまう。
学資保険に入るより自分のお金をしっかり管理できるように勉強しよう!
コメント
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