キャノン:日本高配当株投資シミュレーション(1週目)

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ルール・目標

ルール

  1. SBIネオモバイル証券でまず30社15万円分の高配当株を購入
  2. 配当利回り-配当金全体のその株の占める額の割合が一番高い株を約7000円分毎週火曜の始値で取引

細かいルール・目標こちらから

高配当株の一般的説明はこちら

今までの運用シミュレーション結果はこちら

今週の運用状況は以下の通りです。

株価自体は-2330円-1.48%です。

長期投資が前提なのでこのマイナスにあまり意味はありませんが・・・

セクター比率はこのようになります。

今週はキャノン!

2179.5円で3株追加しました。

それでは各種データを見てみましょう。

データは「Yahooファイナンス 株予報」「IR BANK」より引用しています。

ここでは配当実績、業績、財務状況について見ていきます。

業務内容

キャノンと言えばカメラやプリンターなどが有名ですね。

【事業内容】世界トップクラスのイメージングメーカー。カメラ・ビデオのイメージング機器、プリンタ・複写機のオフィス機器、デジタルマルチメディア機器、メディカル機器、産業機器・半導体露光装置などの製造・販売。
【取扱い商品】インダストリー(ネットワークカメラ、商業印刷用プリンター、半導体露光装置、有機ELディスプレイ製造装置、プリンター)オフィス(複合機、レーザープリンター・複合機、大判インクジェットプリンター、ソフトウエア、カードプリンター、スキャナー、電卓)
Yahooファイナンス 株予報より

配当金

配当金について考えます。
自分のポートフォリオの基準は配当利回り3.5%以上です。
ポイントは配当金の推移と配当性向です。
配当金の推移は言わずもがな増配傾向かが重要です。増配すれば今後さらに利回りを上げてくれる可能性もあります。
配当性向は以下のように計算されます。
配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益(EPS)×100
配当性向が高いということは利益に対して株主に還元しすぎているということになります。

もちろん株主を大事にしてくれているという点では良いですが、利益を全て株主に還元してしまっていては企業が成長できません。

元々高配当の企業は成熟した企業が多く、これから新規事業を展開することはあまりしません。そのため利益は株主に還元するのが主な使い道になります。

ですがあまりに配当性向が高いと配当金で何とか株主を繋ぎとめているということでもあるので経営に関しては不安材料です。

自分は50%以下を目安にしています。

一方ベンチャー企業など新しい会社は利益を新規事業に使用するのであまり配当金は高くない傾向にあります。
では実際に配当金の推移を見ていきましょう。

ここ10年ではじわりと配当は増加傾向ですね。

配当金は前年度160円/株です。会社予想がないため160円/株で計算すると2179.5円では配当利回り7.3%の予定です。

まさに高配当株ですが配当利回り7%は少し高すぎます。

一方配当性向は

去年の配当性向は136%と非常に高いです。

業績のところで再度説明しますが、2019年の業績(EPS)が下がったのに配当金を下げなかったためですね。

この配当性向を維持するのは会社としては厳しいと思うのでEPSが下がるのであれば配当は下がる可能性が高いです。

業績が今年どうなるかが減配(配当金が減ること)になるかの分かれ目になると思われます。

業績

では気になる業績を見てみましょう。

業績では

  • 経常利益
  • EPS
  • 自己資本比率
  • 営業CF

これらを確認していきます。

経常利益

こちらは一昨年から今年の4月決算までの経常利益の図です。

経常利益は上昇傾向かどうか見ていきます。

経常利益=企業が通常行っている業務の中で得た利益

薄紫が一昨年のデータで薄緑が去年、薄赤が今年です、

通期の点は会社の年間予想です。

4月23日に行われた決算報告では1Qつまり1月~3月は去年より利益が落ちてしまっています。

予想では今年は去年より年間利益は増える見込みですがコロナショックの影響がどこまで影響するかわかりませんし、去年の業績もあまり良くなかったので減配の可能性はあると考えられますね。

コロナショック以前の2019年度の時点で業績(経常利益)減少傾向です。

2020年予想では少し回復する見通しですが、どこまでこのコロナショックの中回復できるのでしょうか。

EPS

EPSは高ければ高いほど良いです。上昇傾向かどうか見ていきます。
EPS=当期利益÷期末の発行済み株式数
1株あたり純利益を示すEPSですがこちらも経常利益同様に2019年に落ち込み、2020年は少し上昇する見込みです。
こちらも今後の決算での予想の動きが気になるところです。

自己資本比率

どれだけ借金せずに自分の会社を運営しているかの指標です。

50%を目安にしています。50%以上で安定しているかどうかがポイントです。

低ければ低いほど他人資本の影響を受けやすい=不安定ということになります。

少し落ちましたがここ数年は50%超で安定しています。

こちらは安定感がありますね。

営業CF

営業CFとは本業における収支です。

もちろん高ければ高いほど増え続けていればいるほど良いです。

増加傾向か見ていきます。

2018年、2019年は少し例年より落ちていますね。

あまりこれが下がり続けるようなら不安がでてきますがとりあえずは様子を見ておきましょう。

総括

今年は去年に比べて利益が上昇する会社予想ですが、それでもコロナショックで予想通りいかない可能性も十分あります。

配当性向から見てもEPSが上昇しないと配当金は下がる可能性が高いと考えられます。

なので現時点では配当利回り7%以上ですが下がると自分は予想します。

EPSが横ばいで配当性向を例年の60%くらいになるのであれば配当金は5割ほど下がる可能性もあります。

それでも基準の配当利回り3.5%を維持できるので投資には値すると考えます。

今後の決算報告をチェックしながらポートフォリオにふさわしいか検討を続けていきます。

まとめ

配当金は今年さがりそうですが下がっても配当利回り3.5%は維持できそうなのでポートフォリオ組み入れのまま様子見ます。

 

 

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