【知らなくてもいい】ETFと投資信託の違い

ETFとは株と投資信託の中間的存在
投資信託にはないメリットデメリットを理解しよう!

Numbers on Monitor

ETFとは?

ETFとはExchange Traded Fundsの略で和訳すると上場投資信託という意味になります。

投資信託についてはみなさんご存知だと思いますが簡単に説明するといろいろな株の詰め合わせです。

普通投資信託は1日1回しか取引できず、その価格も1日1回決まるのが原則です。

一方ETFは価格が株と同じくリアルタイムに変動します。そのためいつでも売買できるのです。

ETFのメリット

ETFは基本的に投資信託より手数料(信託報酬)が安いというメリットがあります。

それじゃあ投資信託よりETFの方が良くない?

ところが今まで自分がおススメしてきたインデックス型投信積立がETFでは少し損してしまうのです。

売買手数料が高い

投資信託は基本的にノーロードつまり買い付け手数料が無料です。

そのため100円からでも積み立てができるのです。

しかしETFの場合だと数百円~数千円の取引手数料がかかるため大きく取引しないと手数料負けしてしまいます。

ただこの手数料も年々下がっています。

定額買い付けサービスができない

SBI証券では手数料を払ってETF定期買い付けサービスが利用できますが他の証券会社では定期買い付けができません。

つまり買う度に自分でインターネットで操作しなければなりません。投資信託の積み立てと違いここは面倒です。

分配金を自動再投資できない

ETF、投資信託は持っていると年数回分配金という配当がもらえます。

投資信託の場合、配当金を自動で投資してくれるように設定できます。

ETFの場合は一回口座に振り込まれてしまうので自分で投資しなければいけません。

それはそんなデメリットじゃなくない?

実は配当金をもらう段階で約20%の税金がかかってしまいます。

つまり一回口座を経由するだけで配当金は20%減ってしまうのです。これはかなり損になります。

流動性が高い

ここまで投資信託と比べ悪いところだらけですが、メリットももちろんあります。

まず流動性が投資信託より良いです。より株に近いためリアルタイムで取引ができます。現金化するのに数日かかる投資信託に比べ圧倒的に早いです。でも長期で運用する場合にはそこまでのメリットでないですね。

信託報酬が安い

つまり手数料が投資信託に比べ比較的安いということです。

例えば楽天VTI(投資信託)と本家VTI(ETF)を比べると0.162%と0.05%となり0.1%ほどの差が出ます。

0.1%はさすがに誤差みたいなもんでしょ。

もちろんそう考えることもできます。

けれど投資の世界とは年1%利回りが違うだけで世界が変わります。
もし0.1%違うと

楽天証券HPより

20年で月50000円の積み立てでも20万つまり年間1万円変わってくるのです。

信託報酬が0.1%安くなれば理論上手数料10000円/年でも損しないことになります。実際は為替のリスクや買う手間などがありますが。。。

選択肢が広い

投資信託に比べETFの方がおススメできる商品がたくさんあります。

投資信託は先進国株式、人気のバンガード社を抑えていればよかったのですが、ETFではバンガード社に匹敵するブラックロックステート・ストリートの商品も買うことができます。

特に高配当株ETFに投資したい人にはおススメです。

しかし高配当株ETFもうまくやらないと税金面で効率が悪いです。

高配当株投資については別の記事で。

自分の米国ETF投資

じゃあ素人はやっぱりETFなんか関係ないんじゃ。

自分は為替リスクを考えてたまにETF(銘柄VTI)を一括購入しています。

1回購入額が大きければ手数料は比較的安く済みます。(SBI証券では最大20ドルしか手数料がかからないため)

また円高になれば安くドルが買えるためたくさんVTIを買うことができます。円高の時にドルをまとめ買いしてVTIが安い時に一気に買う作戦です。

正直素人の考えでインデックス型投信積立を超えられるとは思っていませんがインデックス型投信積立はデメリットとしてやることがなさすぎるというのがあるので少し試しにやっています。

2019年11月時点では手数料が響いてインデックス型投信積立で楽天VTIを買った方が自分でVTIを買うより利回りは良さそうですね。

なのでぶっちゃけあまりおススメできません(笑)

もしうまくいったらみなさんに詳しいやり方を紹介したいと思います。

SBI証券なのでETFの積み立て投資も検討しましたが、投資信託の方が楽なので積み立て投資はインデックス型投資信託一本にしています。

なぜ手数料が高い楽天VTIの方が成績が落ちるかと言うとそれは明らかに手数料と配当金再投資の際の税金です。

難しいと感じる人はETFに手を出す必要はありません。インデックス型投信積立がやはり一般人の最適解になります。

2020/1/20追記

2020年からSBI証券、楽天証券において一部のETFの買い付け手数料が無料となりました。
若干銘柄に違いがありますが、初心者はVTもしくはVTIで良いので朗報と言えますね

SBI証券楽天証券

まとめ

ETFとは株のように上場している投資信託

ETFは取引手数料がかかるため積み立てるならインデックス型投資信託がやっぱりおススメ!

投資
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コメント

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